Monday, August 07, 2017 10:20 AM

グーグル、記事配信機能開発で実験開始

 持ち株親会社アルファベット(Alphabet)傘下のグーグル(Google)は、写真共有モバイル・メッセージング・アプリケーションのスナップチャット(Snapchat)が導入した「ディスカヴァー(Discover)」というプラットフォームに似た記事共有機能を開発中だ。

 ロイター通信によると、「スタンプ(Stamp)」と呼ばれる同開発計画では、複数の報道媒体が参加して機能実験を進めている初期段階にある。

 匿名希望の関係筋によると、グーグルは現在、タイム・ワーナーやCNN、ワシントン・ポスト、タイムといったメディア大手らに参加を呼びかけている。

 スナップチャットを運営するスナップやフェイスブックは昨今、メディア会社の記事および娯楽情報配信サービス向けのプラットフォームを自社サービスに組み込む機能拡充で競争を激化させている。フェイスブックは最近に、有料のニュース・サービスを立ち上げたばかり。

 利用者らはそれらのツールを使うことで、それぞれのモバイル・アプリケーションを使っている際に、当該アプリケーション内で最新の記事や娯楽情報、芸能ニュース、スポーツ・ニュースを簡単に読める。

 スナップやフェイスブックでは、それぞれのアプリケーション内に利用者をできるかぎり長くとどまらせることが、広告収入の増加に直結する。

https://www.reuters.com/article/us-alphabet-snapchat-idUSKBN1AK25B