Monday, August 28, 2017 12:55 PM
ソーラー・パネルの色を変えて美観に
オランダの研究機関AMOLFは、ソーラー・パネルにシリコンの微細模様を刻印することによって、パネルが緑色に見えるようにする方法を開発した。その加工を施すことによって発電効率は10%ほど下がるが、現行のパネルの大多数が黒か濃紺であり、景観破壊をを理由に設置されない場合があることを考えれば、パネルの色を変えることが太陽光発電の普及に役立つ可能性がある。AMOLFの研究者らは、薄膜印刷の方法を用いて、シリコンのナノチューブを太陽電池の表面に施した。ナノチューブは幅100ナノメートル程度で、特定の光波を拡散させる形状になっている。現在の試験段階では、パネルは緑色に見え、さまざまの角度から眺めても色が変わることはない。ナノチューブの構造を変えることによって色を変更できる。今後は赤と青のパネルを作るためのナノチューブの設計が予定されている。その3原色が実現すれば、白を含むあらゆる色に見えるように薄膜印刷できる。
【https://cleantechnica.com/2017/08/16/researchers-use-nanotubes-change-color-solar-panels/】
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