Thursday, August 31, 2017 9:53 AM

道路工事に無人トラック〜コロラド州、作業員保護で導入

 コロラド州交通局は、道路工事現場の安全確保用トラックに無人車両を導入した。

 オートノマス・ビークル・テクノロジーによると、新しいトラックは自動衝撃保護車(AIPV=Autonomous Impact Protection Vehicle)と呼ばれ、作業員の安全を確保するため工事区域と一般車両の流れの境に防壁として止めておく。コロラド州当局は今回、フォートコリンズの道路で行われた路面表示の作業現場でAIPVの実演を行った。

 車道の本線で行われることもある工事では、先導トラックと後続トラックの間を工事区間にし、その間で作業する人間を前後のトラックが守りながら全体が移動して進められる。トラックは周りの通行車両が万一ぶつかってくることを想定して造られているが、その運転手には危険が伴うため、無人のAIPVを導入することで現場の安全性が高まると期待される。

 AIPVは、誤って一般車両が作業地域に突入してきた時に衝撃を吸収できるよう、軍用技術を応用したクラッシュ・クッションが後部に設置されている。また、先導車が発信する信号によって一定の距離を保ちながら同じ速度、方向で動き、車が常に適切な位置に配置されるようデザインされている。

 AIPVの開発は、革新的技術を使って事故やけが、遅れのない交通を実現することを目指す州当局の「ロードX」計画の一部。開発にはコラスUK(Colas UK)、ロイヤル・トラック&イクイップメント(Royal Truck & Equipment)、クラトス・ディフェンス・アンド・セキュリティ・ソリューションズ(Kratos Defense and Security Solutions)が協力した。

 コラスは、土木工学、整備、建設サービスを提供している英国の民間企業。実際にAIPVを製作したのはロイヤル・トラックで、業界最大のバリアブル・メッセージボード(可変情報板)など最新技術を投入した。クラトスは、AIPVに自動運転機能を提供するためのハードウェアとソフトウェアをデザインした。

http://www.autonomousvehicletech.com/articles/212-self-driving-work-zone-vehicle-deployed-in-colorado