Thursday, October 12, 2017 10:43 AM

BMW、年間購買経費、24億ドル削減

 BMWは、電化への移行を促進するため、年間購入経費を20億ユーロ(24億ドル)削減することを目指している。

 Automotive Newsによると、Markus Duesmann購買責任者は、年間400億ユーロの部品購入費を約5%削減しようとしていることを明らかにした。Duesmann氏は、「大規模な業界の変化は今、起きている」と述べた。

 コスト節約対策の中で、BMWはカスタムオプションを縮小し、サプライヤー間の競争を促進させる。単一のサプライヤから部品を購入することを減らしていく。

 BMWは、2025年までに12の完全電気自動車を含む25の電化車(EV)を投入する。BMW、Daimler、Volkswagen Groupは、総販売の4分の1近くがEVからになると見込んでいる。新製品や技術の開発に大きな投資を必要とするだけでなく、大量の電化車生産を開始する工場の準備も必要となる。

 Duesmannによると、2025年までに全体の調達が20億ユーロから30億ユーロ増加すると予想されるため、従来の自動車部品の節約は重要となる。調達の間接的コストを2019年までに10億ユーロ削減していく。一方、ダイムラーは、研究開発(R&D)費や固定費の40億ユーロ削減を追及する方針だ。