Friday, October 20, 2017 11:57 AM

ITC、特許侵害でソニーを調査〜富士フイルムの訴え受け

 連邦機関の国際貿易委員会(ITC)は19日、ソニーの磁気テープ部品が富士フイルムの特許を侵害している可能性があるとの理由で調査を開始すると発表した。調査の対象は、ソニーの日米の拠点5カ所。ITCが特許侵害を認めた場合、ソニー製品の米国販売を差し止める可能性がある。最終決定を下す日程は、45日以内に決める。

 ITCのニュースリリースによると、問題の製品は「リニア・テープ・オープン(LTO)」と呼ばれ、金融機関や研究機関、データセンターなどで大量のデータを記録するのに使われる磁気テープとそのカートリッジ。富士フイルムは9月にITCに調査を求める訴えを起こしていた。

 ソニーと富士フイルムは互いの磁気テープの特許をめぐり、日米で訴訟や調査請求を続けている。