Friday, November 03, 2017 10:56 AM

データ庫および分析の統合プラットフォームを発表

 データ・ウェアハウジングおよびデータ分析技術開発のペリスコープ・データ(Periscope Data、サンフランシスコ拠点)は、クラウド電算基盤の統合データ・ウェアハウス・プラットフォームを発表した。

 ペリスコープのユニファイド・データ・プラットフォームは、データの処理から分析、視覚化までを単一プラットフォームで提供する。

 多くの会社では、市場動向や事業に関する膨大な量のデータを蓄積しているが、それらのすべてを分析してデータにもとづいた実態を把握できないのが実情だ。それを解消しようと図るのがユニファイド・データ・プラットフォームだ。

 ベンチャービート誌によると、同プラットフォームは、アマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)が提供するデータベース「レッドシフト(Redshift)」を活用し、利用企業が蓄積する全データの処理や分析、分析結果の視覚化といった諸機能を単一プラットフォームに統合した。

 各種の情報やデータがレッドシフトに蓄積されると、利用者は、SQLやR、パイソンを使って情報を引き出せる。ペリスコープのプラットフォームは、引き出した情報やデータを処理して、分析結果をダッシュボードまたは報告書のかたちで視覚化する。

 ペリスコープのハリー・グレイザーCEOによると、既存のデータ・ウェアハウスでは、複数のソフトウェア使って何段階かの作業が発生するが、ユニファイド・データ・プラットフォームを採用すればその必要性はなくなる。

 また、データ・ウェアハウスの担当者らは一般に、さまざまのプラットフォームをつ

なぎ合わせて使う結果、データ管理システムの保守管理のために技術者を雇わなければならず、人件費が膨らむという課題にも直面している、と同氏は指摘する。

https://venturebeat.com/2017/11/01/periscope-data-launches-unified-platform-for-data-warehousing-and-analytics/