Friday, November 10, 2017 11:35 AM

ベスト・バイ、アレクサでの買い物を可能に

 米電子製品小売チェーン大手ベスト・バイ(Best Buy)は、競合社でもあるアマゾンの仮想執事人工知能アレクサ(Alexa)に対応したオンライン販売に進出する。オンライン小売業者らに対抗することがその狙いだ。

 スラッシュギア誌によると、アレクサを基盤としたスマート・スピーカー(仮想執事)端末のアマゾン・エコー(Echo)は、利用者の音声指示を認識してオンライン購入を可能にする。

 エコーは昨今、各社の販促道具として使われるようになっており、ウーバーや宅配ピザ、保険会社らがエコーに対応したアプリケーションによる販路を開拓している。

 ベスト・バイの今回の動きは、そういった動向に加わった直近の例であると同時に、居間で使われる仮想執事端末の商業利用の傾向が継続していることを示す材料でもある。

 仮想執事端末をオンライン販路として活用する動きは、エコー以外にも波及している。エコーの競合品であるグーグル・ホームの基盤となっている自然言語処理人工知能プラットフォームのグーグル・アシスタントは、ウォルマートやターゲットからのオンライン購入を可能にする機能を利用者に提供している。

https://www.slashgear.com/best-buy-now-lets-you-shop-with-amazon-alexa-05506856/