Friday, January 05, 2018 10:24 AM

ボルボ、自動運転車を一般家庭で実験

 ボルボは、本拠のスウェーデンで一般家庭による自動運転車の公道テストを開始した。

 同社のプレスリリースによると、2015年から始めた自動運転車のパイロット・プログラム「ドライブ・ミー」の一部として、運転支援技術のほか一連のカメラやセンサーなどが搭載されたSUV「XC90」を公募で選ばれた2家族に貸与し、ヨーテボリ都市圏の公道でテストする。18年初めには3家族が加わり、4年後には最大100人がプロジェクトに関わることになるという。

 研究開発部門のヘンリク・グリーン上席副社長は「ドライブ・ミーはボルボにとって重要な研究事業。これらの家族の参加によってわれわれは多くを学ぶことができ、彼らの体験を基に自動運転技術の開発を形作っていく」と話している。

 ボルボの技術陣はこれらの家族と車のやり取りを毎日モニターするほか、参加家族からフィードバックとデータの提供を受ける。同社はこれらのデータを生かして自動運転技術の開発を発展させ、21年までに完全自動運転車の市販化を目指す。

 ボルボは、19〜21年に自動運転機能を搭載したXC90を米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズに大量供給するという契約に大筋で合意している。

http://supplierinsight.ihsmarkit.com/news/5243128/swedish-families-to-test-volvo-cars-with-self-driving-technology-on-public-roads