Monday, August 08, 2016 5:40 PM

16歳少女、テロ扇動か 仏判事が取り調べ

 インターネットの会員制交流サイト(SNS)を通じて、過激派組織「イスラム国」(IS)の宣伝文を流し、自らもフランスでテロを実行する意思を表明したとして、パリの予審判事は8日、パリ郊外ムランに住む少女(16)を逮捕し、テロ扇動などの容疑で取り調べを始めた。フランスのメディアが伝えた。

 少女はISのテロ行為の呼び掛けなどを、特定のメンバーしか閲覧できない仕組みのSNSで繰り返し発信していたほか、自らも実行犯に加わると表明し、グループを結成しようとした疑いが持たれている。司法当局が4日、身柄拘束した。

 家宅捜索で爆発物や銃器は見つかっていないが、当局は押収したパソコンや携帯電話などのデータを分析し、実態解明を急いでいる。(共同)