Friday, January 26, 2018 10:57 AM

運輸安全委、テスラ車衝突事故を調査へ

 連邦機関の運輸安全委員会(NTSB)は23日、電気自動車(EV)大手テスラの車両が22日にカリフォルニア州で起こした消防車との衝突事故について、調査員2人を派遣することを明らかにした。事故発生時、テスラ車は運転支援システム「オートパイロット」が作動中だったと見られている。

 ロイター通信によると、NTSBはツイッター投稿で、「現地調査」でドライバーとテスラ車の両方の要因を調査すると説明した。NTSBがオートパイロットとの関連が考えられるテスラ車の衝突事故を調査するのは、2016年5月にフロリダ州で起きた事故に次いで2回目。

 加州カルバーシティの消防署は22日、ツイッター投稿で、消防車1台が「時速65マイルで走行中のテスラ車に衝突された。ドライバーによるとオートパイロットが作動中だった。幸いにもけが人はなかった」と公表した。

 NTSBは17年9月、テスラ「モデルS」の男性ドライバーがオートパイロット作動中に死亡した16年の事故について、テスラ車の「操作上の限界」が「大きな要因」だったと説明している。