Friday, February 02, 2018 10:17 AM

ソニー、車載用音響で新製品〜iOS、アンドロイド両方に対応

 ソニーの米法人ソニー・エレクトロニクスは、インターネット接続性を高めた新しい車載オーディオ・ソリューション・ラインを1月の家電・IT国際見本市「CES2018」(開催地ラスベガス)で発表した。

 同社のプレスリリースによると、発表したのは、アップルの車載情報端末システム「カープレイ」とグーグルの「アンドロイト・オート」の両方に対応する6.95インチ画面のAVレシーバー「XAV-AX5000」、デジタル・シグナル・プロセサーを搭載したOEアップグレード・アンプ「XM-GS6DSP」とそれに対応する3ウェイ・コンポーネント・スピーカー「XS-GS1631C」、高出力アンプを内蔵したシングルDINヘッドユニット「MEX-XB 120BT」。いずれも2018年春に北米で販売する予定。

 マイク・ファスロ最高業務責任者(COO)は「私たちはオートメーション、安全、楽しみが一体化する新時代に突入している。ソニーは、今のドライバーのニーズに焦点を絞ることでドライバーが選んだプラットフォームと当社の核である高品質のオーディオを融合させた革新的な製品を提供する」と話した。

 ソニー・エレクトロニクスは、消費者および専門家向けの電子機器大手で、自動車メーカーやアフターマーケット向けカーオーディオ商品市場の主要プレイヤーでもある。

 XAV-AX5000は、車内でより安全に「iPhone(アイフォーン)」を使う方法を提供する。アップルの「カープレイ」はアイフォーンと車載ディスプレイや操作を継ぎ目なく統合し、ユーザーは運転に集中しながら電話、音楽の選択、メッセージ受送信、交通状況に合わせた道案内機能などが使える。アンドロイド・オートも、アンドロイド系スマホを車載ディスプレイに統合し、電話の主要機能を車のタッチスクリーンに表示することでドライバーの注意力低下を軽減する。