Monday, February 12, 2018 11:55 AM

NYPD、アイフォーンへの切り替えを開始

 ニューヨーク市警(NYPD)は、すべての警官3万6000人に支給するスマートフォンをアイフォーン(iPhone)に切り替え始めた。

 NYPDは現在、2016年に完了した2年間の装備品支給制度のもと、ノキア・ブランドのウィンドウズ・スマートフォン(2014年型のLumia 830と2015年型のLumia 640 XL)を使っている。

 しかし、同制度が完了してからわずか10ヵ月の2017年8月に、ウィンドウズ・フォンからアイフォーンに切り替えることを決定し、今回、アイフォーン7と同7プラスの支給を開始した。NYPDは現在、1日あたり600台のアイフォーンを警官らに配っている。

 ウィンドウズ・フォン使用の打ち切りは、マイクロソフトがウィンドウズ・フォン8.1のサポートを停止する方針を昨年に決めたためだ。

 フォーチュン誌によると、NYPDはアイフォーンに切り替えた理由として、処理速度とセキュリティーの向上を挙げている。警官らは、報告書の提出から画像の共有および閲覧、現場で入手した証拠の即時転送、照合結果の受信といった職務にスマートフォンを使っている。

 また、アップルのiOS生態系では、第三者開発業者によるアプリケーション開発が非常に活発であるため、NYPDは今後、第三者開発のアプリケーションの活用も積極化させる姿勢だ。

 ある警官は、グーグル傘下の道路交通情報アプリケーションのウェイズ(Waze)をアイフォーンで使うと、現場にかけつける時間を短縮できると話している。

http://fortune.com/2018/02/06/apple-iphones-nypd/