Friday, February 23, 2018 10:46 AM

グーグル、クラウドIoTコアの正式版を公開

 グーグル(Google)は21日、産業界向けクラウド・サービスのクラウドIoTコア(Cloud IoT Core)サービスを公開した。

 同サービスは、IoT(Internet of Things)機器類の接続と管理をクラウド電算によって簡便化かつ効率化するもので、2017年9月以降に運輸や石油&ガス、電力、医療向けに公的試験版が提供されてきた。

 ZDネット誌によると、グーグルは、NXPセミコンダクターズとの協力によってクラウドIoTコアを2017年5月に発表し、その4ヵ月後から試験版を提供し始め、スマート都市や輸送、公益事業の大企業を中心に稼働や性能、機能、接続性を検証してきた。

 クラウドIoTコアは、グーグルのほかのクラウド・サービス群と一緒に使うことでデータ分析の可用性と利便性を高める設計となっている。それらのサービス群には、グーグル・クラウド・パブ/サブ(Google Cloud Pub/Sub)やデータフロー(Dataflow)、ビッグテーブル(Bigtable)、ビッグクエリー(BigQuery)が含まれる。

 グーグルは、クラウドIoTコアの正式版公開によって、利用会社らがグーグル・クラウド・サービス群を横断的に利用することでデータ逐次転送を簡単に可能にし、IoT機器類とIoT機能、IoTデータ分析の運用や活用を大幅に強化できるようになる、と説明した。

 クラウドIoTコアの利用料金は、データ転送量にもとづいて決まる。最初の月間250MBまでは無料。利用会社は、クラウドIoTコアに対応させるIoT機器類を何台でも登録できる。

http://www.zdnet.com/article/google-cloud-iot-core-generally-available/