Tuesday, February 27, 2018 10:18 AM

機内高速ワイファイを目指す企業連合が発足

 エアバス(Airbus)とデルタ航空(Delta Air Lines)、スプリント(Sprint)、米衛星サービス会社ワンウェブ、機内インターネット接続サービス会社ゴーゴーは26日、旅客機内でのワイファイ接続サービスを快適に使えるようにすることを目指す企業連合を結成したことを明らかにした。

 機内ワイファイ接続は、ハードウェアやソフトウェア、各種の政府規制と航空業界規制、そして無線通信サービス会社と衛星サービス会社の競争による標準規格不在といったさまざまの理由によって、まともなサービスがいまだに実現していない。

 フォーチュン誌によると、同企業連合はシームレス・エアー・アライアンス(Seamless Air Alliance)と名付けられ、多種多用の消費者向け端末が飛行中旅客機のなかでも5Gのワイファイ接続サービスを簡単に使えるようにする技術や規格の整備を目指す。

 米携帯電話サービス業界4位であるスプリントの80%を所有するソフトバンクや、インドの携帯電話サービス大手バルティ・エアテルも同事業に協力する見通し。

 シームレス・エアー・アライアンスの立ち上げに参加した会社や参加予定の会社らは、世界市場で約1億5000万人の旅客機利用者や4億5000万人の携帯電話加入者に通信サービスを提供している。

http://fortune.com/2018/02/26/airplane-wifi-inflight-airbus-delta-sprint/