Tuesday, April 03, 2018 12:09 PM

マン・トラック、7月から電動バン量産

 ドイツのトラック大手マン・トラック・アンド・バスは、2018年7月から100%電動バン「eTGE」の量産を開始する。

 同社のプレスリリースによると、価格は6万9500ユーロ(8万5388ドル)で、すでに予約の受付を開始している。 このバンは最大トルク290ニュートンメートル(Nm)のシンクロナスモーター(同期モーター)と容量36キロワット時(kWh)のバッテリーを搭載し、航続距離は160キロ。出力40kWの充電ステーションを使った場合、45分で容量の80%を充電できる。

 マンは当初、eTGEをドイツ、オーストリア、ベルギー、フランス、ノルウェー、オランダの大都市圏で提供する予定。

 マンはeモビリティの促進計画として、20年以降は都心や郊外の物流輸送にeトラックを使用すると発表しており、18年末からはTGMトラック・シリーズ、19年末には路線バスの電動バージョンも生産を開始する予定。

 17年には、オーストリアの「持続可能なロジスティクス評議会」(CNL)と了解覚書を交わし、最初の実用試験として17年末からCNL加盟企業にEVを配給することに合意している。CNLはオーストリアの貿易、物流サービス、製造分野で持続可能なロジスティクスを促進する大手企業15社で構成され 、ウィーン天然資源・生命科学大学(BOKU)の地球変動・持続可能性センターともつながりがある。

http://supplierinsight.ihsmarkit.com/news/5244369/man-to-start-mass-production-of-etge-electric-van-from-july