Monday, April 16, 2018 10:05 AM

スプランク、産業向けIoT事業に注力

 データ分析ソフトウェア開発大手スプランク(Splunk)は、産業用のシステムや機器類からのデータを分析する同社の機能を使いやすくするスプランク産業資産インテリジェンス(Splunk Industrial Asset Intelligence=スプランクIAI)を発表した。

 IoTハブ誌によると、製造業界では昨今、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)データの活用による業務合理化や問題特定、問題解決、予想保守に注力していることから、スプランクIAIによってIIoT(Industrial Internet of Things)機能を普及させる機運が高まっている、と同社は考えている。

 「産業工学者やデータ分析者らは、現場の機械類や機器類が生み出すデータの激増に圧倒されている」「それらのデータは、従来の産業向け制御システムや検知器類とは異なる機械データであり、担当者らは対応しきれていない」とスプランクは指摘する。

 同社によると、スプランクIAIは「IoT化された産業用制御システムや検知器、スキャーダ(SCADA=Supervisory Control And Data Acquisition )システムおよびアプリケーションからのデータを集めて相関させる」ことで、同社のIoTデータ解析機能の活用を大幅に簡便化する。

 スプランクIAIの限定版は、ハノーファー(ドイツ)で開かれる業界会議で4月23日に披露される。

https://www.iothub.com.au/news/splunk-embraces-industrial-iot-489055