Tuesday, May 15, 2018 10:46 AM

接続ジャケットで配車到着を通知

 グーグル(Google)とリーバイス(Levi’s)は14日、両社の共同事業である接続ジャケットに新機能を加え、配車の到着を接続ジャケット着用者に知らせるようにした。

 グーグルは約2年前に、プロジェクト・ジャカード(Project Jacquard)と名付けた新事業を発表し、モバイル端末の遠隔操作を可能にする接続型ジーン・ジャケットをバイク利用者(おもに通勤や通学にバイクを利用する人たち)向けに発売する計画を明らかにした。バイク運転中にスマートフォンを操作できないバイク乗りのために、そでに触れるだけでさまざまの操作を可能にするジーン・ジャケットの開発がその狙いだ。

 両社の接続ジャケットはすでに発売され、一部のバイク利用者たちに支持されている。

 テッククランチ誌によると、両社は今回、そのスマート衣服に配車通知とボーズ(Bose)の「アウェア・モード(Aware Mode)」、そして位置情報保存という新機能を追加した。それらの新機能は、14日に配信開始されたジャカード・プラットフォーム1.2版で利用可能となった。

 同ジャケットの利用者は、リフト(Lyft)やウーバー(Uber)の専用モバイル・アプリケーションに接続し、「ライドシェア」という機能をそでのスナップ・タグに割り当てることで使えるようになる。それによって、利用者が手配した車が到着する3分前と到着したときにジャケットがそれを検知して通知する。指先でそでを軽く払うとさらなる詳細情報を取得できる。

 一方、ボーズのアウェア・モードは、バイク運転中の周囲音を拾って、対応ヘッドフォンを介して利用者の耳に届けるというもの。たとえば、音楽を再生中でも、雑音を減らしながら周辺音も聞こえるようにして周囲でなにが起きているかを認識できるようにする。

https://techcrunch.com/2018/05/14/google-and-levis-connected-jacket-will-let-you-know-when-your-uber-is-here/