Friday, July 20, 2018 10:30 AM

マイクログリッド制御に人工知能を統合

 人工知能ソフトウェアを開発するブルーウェイヴai(BluWave-ai)と、マイクログリッド制御技術を開発するサステイナブル・パワー・システムズ(SPS=Sustainable Power Systems)は技術提携で合意した。

 両社は合意のもと、人工知能技術を活かしたマイクログリッド制御ソリューションを提供する。

 エネルギー・マネジャー・トゥデイ誌によると、両社は、再生可能エネルギーを電源として統合し、蓄電も併用して、負荷を動的に制御可能にすることに特に焦点をあわせる計画だ。

 それによってマイクログリッド運用コストを下げ、二酸化炭素排出量を削減するとともに、電池寿命を伸ばし、全般的に利益拡大に役立つと期待される。

 ブルーウェイヴaiの人工知能ソフトウェアは、リアルタイムのデータと統計データを使って、電力需要と再生可能エネルギー発電量を予測したうえで、各事業資産を最適に利用するための推奨内容を提示する。

 ブルーウェイヴaiは、IoT(Internet of Things)の検知器やメーターのデータが集積する場所に、「エッジ(Edge)」と呼ばれるノードを設置し、そこから収集したデータを、データ・センターやクラウドに実装した機械学習ソフトウェア「センター(Center)」で分析する。

 SPSは、送電網や風力、太陽光、小型水力、CHP(熱電併給システム・システム)、ディーゼル発電機を含むさまざまの電源からの電力を統合して管理する制御システムを開発してきた。

 今回の技術提携に活用するユニバーサル・マイクログリッド・コントローラー(Universal Microgrid Controller=UMC)は、さまざまの用途および構成のマイクログリッドを制御できる。

 両社の新ソリューションは、2018年下半期に出荷される見通しだ。

https://www.energymanagertoday.com/bluwave-ai-and-sustainable-power-systems-merge-technologies-to-create-new-microgrid-control-system-0177508/