Friday, August 31, 2018 10:30 AM

クーカ、「サービスとしてのスマート工場」を始動

 産業ロボット&工場自動化技術大手のクーカ(Kuka)は、ドイツの再保険大手ミューニック・リー(Munich Re)およびポルシェ傘下の製造加工業向け技術大手MHPと「サービスとしてのスマート工場(smart factory as a service)」を製造会社向けに共同で開発し提供する新事業を立ち上げた。

 ロボティクス&オートメーション誌によると、3社はそれぞれが得意とする技術を持ち寄って、製造業務運営に革新をもたらすデジタル・ソリューション群を開発し、それらをサービスとして提供する計画。

 製造現場の技術はこれまで、設備や機械の性能や機能の向上に重点が置かれてきた。3社は、機器類ではなくデジタル技術基盤の包括的な製造業務効率化ソリューションをサービス化させる。

 製造業界向け技術開発分野では昨今、モノのインターネット(Internet of Things=IoT)のほか、製品ライフサイクル管理ソフトウェア、ERP(企業資源計画)を含むさまざまのソフトウェアとデジタル・ソリューションが進化している。そのため、設備や機械にそれらを統合した「OT-IT(operational technology-information technology)」という概念が浸透しつつある。

 スマート工場は、データ解析とOT-ITを活用することで、製造業務の自動化や効率化を飛躍させるもので、3社はそれをさらにサービス化させる新たな事業で市場の創出と開拓を狙う。

 3社は、1)ソフトウェアの統合、2)自動化技術、3)システム工学、4)リスクおよび財務管理という4分野でそれぞれに強みを持つ。

 サービスとしてのスマート工場の商業化に向けて、クーカは、ロボット群を基盤とした自動化工場を設計し、MHPはシステム統合やコンサルティングを提供、そして、ミューニック・リーは、リスクおよび財務管理を組み込んだビジネス・モデルを構築する。

 クーカによると、サービスとしてのスマート工場を採用することで、採用会社らは、製造工程にかかる時間を最大30%短縮できると期待される。

https://roboticsandautomationnews.com/2018/08/27/kuka-launches-smart-factory-as-a-service-with-partners/18881/