Friday, November 30, 2018 9:01 AM

ブロックチェーン基盤の電力売買プラットフォームを正式投入

 ブロックチェーンを活用した再生可能エネルギー取り引きプラットフォームを開発する新興企業のスイッチ(Swytch)は28日、同プラットフォームの試験運用を終えて正式に市場投入することを明らかにした。

 同社はこれまで、エネルギー取り引きサービスを欧州で提供するエネルギートゥマーケット(Energy2market)と協力して、ベータ版をドイツで試験してきた。試験運用では、太陽光や風力、水力、バイオガスを電源とする約3.5ギガワットの電力を取り引きした。

 分散型の再生可能エネルギー取り引きが普及するには、かなりの規模に対応する機能性が求められ、かつ発電場所で情報を即座にデジタル化する取り引きプラットフォームが不可欠だ。

 PVマガジンによると、スイッチが目指しているのは、それらの条件を満たす安全で使いやすいプラットフォームを実現し、大口利用者らが自家発電情報にアクセスかつ分析し、規制に準拠しながらエネルギーを安全に取り引きして記録できるようにすることだ。

 「エネルギー業界は、膨大な量の情報を生み出しているものの、それを効率的なエネルギー戦略に変えるという点で苦労している」と、スイッチの協力会社で重要基盤設備の設計を手がけるブラック&ヴィーチ(Black & Veatch)のブラッド・ハーディン最高技術責任者(CTO)は話している。

 「スイッチは、グローバルなデータ通信プロトコールと分散型ブロックチェーンの手法でその問題に対応し、接続網内の発電や送電を確認して安全に記録する」「同ソリューションは、データ・センターや基盤設備を運用している当社の法人顧客にとって非常に魅力的だ」。

 一方、スイッチの共同設立者エヴァン・カロン氏は、「複数の電源からのデータを正確に統合することで、当社はエネルギー網を世界規模で構築している。誰もが参加でき、エネルギー業界に大変革をもたらす可能性を持つ生態系だ」と述べた。

 同社は現在、複数の国で発電事業を手がける複数の会社との試験運用の後期段階に入っている。それらの会社のそれぞれの状況にあわせて同プラットフォームを導入するのがスイッチの狙いだ。

https://www.pv-magazine.com/press-releases/swytch-launches-enterprise-ready-ai-powered-renewable-energy-platform-on-blockchain/