Tuesday, December 11, 2018 8:54 AM
AGC、5G通信向けの合成石英ガラスアンテナ開発
世界最大のガラスメーカーAGC(旧旭硝子)は、高速大容量の第5世代移動通信(5G)に向けた製品として合成石英ガラスアンテナを開発した。
同社のプレスリリースによると、新しいアンテナは透明で、伝送損失が極めて少ない。AGCは車載用や室内外用アンテナなどの用途における実用化に向けて、今後も研究・開発(R&D)を進め、2019年からサンプルの提供を開始する予定だ。
5Gサービスは20年ごろから運用開始が見込まれており、28GHz帯以上の高周波数帯を利用するアンテナ用基盤向けに伝送損失の低い材料の需要が高まると考えられる。このためAGCは、伝送損失が極めて低く、28GHz以上の高周波数帯を使う通信端末や基盤設備に最適な新しいアンテナを開発した。
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