Thursday, January 31, 2019 9:40 AM

エヌビディア、データ・センター向け事業を再強化

 GPU(graphics processing unit)最大手のエヌビディア(Nvidia)は、コーロケーション型データ・センター利用会社らが同社のDGXシステムをより活用できるよう新事業を立ち上げた。

 ZDネット誌によると、DGXレディー・データ・センター(DGX-Ready Data Center)と呼ばれる新事業では、同社が提携する有資格データ・センター群を介して高性能データ・センター・サービス群に顧客会社らがアクセスできるようにする。

 DGXは、深層学習機能の稼働に要求される演算力をそなえた強力なプロセッサーとシステム設計。

 エヌビディアは一時期、データ・センター向けのGPU事業に注力していたが、昨今、同事業が失速したため、DGXレディー・データ・センターによってデータ・センター向け事業をテコ入れする考えだ。

 データ・センター業界では近年、人工知能を使ったアプリケーション群の稼働という電算力需要が強まっている。エヌビディアは、自社の強力なGPUを基盤とした高性能電算システムを提携データー・センターらに供給することで、人工知能技術への対応力強化を支援する。

 DGXレディー・データ・センターに参加するデータ・センター運営会社は現在、北米に9社ある。それらは、アラインド・エネルギー(Aligned Energy)、コロヴォア(Colovore)、コア・サイエンティフィック(Core Scientific)、サイラスワン(CyrusOne)、デジタル・リアルティー(Digital Realty)、エッジコネックス(EdgeConneX)、フレクセンシャル(Flexential)、スケイル・メイトリックス(Scale Matrix)、そしてスイッチ(Switch)。

 データ・センター側は、DGXレディー・データ・センターに加わることで、人工知能アプリケーション稼働の性能を増強できる。

https://www.zdnet.com/article/nvidia-launches-new-colocation-program-to-jumpstart-data-center-deployments/