Tuesday, September 24, 2019 10:15 AM

トヨタ「ミライ」、ドイツで走行距離200万キロ突破

 トヨタの燃料電池車(FCV)「ミライ」を使った相乗りサービスを展開するドイツのクレバーシャトル(CleverShuttle)は、同国でのサービス開始後24カ月間で、累積走行距離が220万キロ以上、利用者が延べ56万7000人に達した。

 グリーンカー・コングレスによると、走行距離は最初の100万キロ到達に15カ月かかったが、次の100万キロは10カ月未満で到達した。クレバーシャトルには2015年から株主としてドイツ鉄道が関わっている。

 クレバーシャトルの利用者には、最新技術や環境保護に関心が強く、移動中に地球温暖化ガスの二酸化炭素(CO2)を発生させたくないと考える人々が多い。同社のサービスは携帯電話アプリ経由で予約でき、好きな場所で乗車して目的地まで移動できる。同じ方向に向かう人々をまとめて乗せることで、普通のタクシーより最大40%の低価格を実現している。

 同社は17年9月、20台の「ミライ」を使ってハンブルクでサービスを開始し、燃料の水素はドイツ全土でのインフラ整備を目指す自動車や石油大手などの合弁事業「H2モビリティー」の補給所で行っている。

 現在「ミライ」は45台に増え、ミュンヘンとシュトゥットガルトでもサービスを提供している。ドイツで「ミライ」が発売されたのは14年。

https://www.greencarcongress.com/2019/09/20190922-clevershuttle.html