Wednesday, October 02, 2019 10:19 AM

日産と仏EDFが提携〜欧州のeモビリティ導入促進で

 日産自動車と欧州の電力最大手EDF(フランス電力公社)グループはこのほど、電気自動車(EV)のスマート充電を通じたeモビリティの提供促進を目指して提携した。

 グリーンカー・コングレスによると、対象地域は英国、フランス、ベルギー、イタリア。両社が開発・習得した技術を組み合わせ、EVと電力網を円滑につなぐスマート充電ソリューション(V2G)の開発などに力を入れる。

 スマート充電は、EVバッテリーの充電および放電を効率的かつ費用対効果の高い方法で行う技術。今回の提携では、日産がV2Gに対応した車を販売し、EDFグループはV2Gの充電ソリューションや関連サービスを受け持つ。

 これに先立ち、EDFの英子会社EDFエナジーと日産は英国で技術提携している。両社は2018年、eモビリティ、スマート充電、使用済みバッテリーの再利用、蓄電、再生可能エネルギー源といった分野における共有サービスの開発で協力することに合意した。