Thursday, December 19, 2019 9:06 AM

ゲッコー・ロボティクス、4000万ドルを調達

 産業用ロボティクス開発の新興企業ゲッコー・ロボティクス(Gecko Robotics)は16日、シリーズBの資金調達で総額4000万ドルを集めたことを明らかにした。ドライブ・キャピタルが調達ラウンドを主導し、ピーター・ティール氏のファウンダーズ・ファンドやYコンビネイター、ネクスト47が投資に参加した。

 ベンチャービート誌によると、2016年にペンシルベニア州ピッツバーグで設立されたゲッコーは、電力やガス、石油、製造業界の産業施設向けに数種類のロボットを開発している。それらのロボットには高精細カメラやセンサー、変換器が搭載されており、設備類や機械類の壁を自律走行で垂直に移動し、パイプラインやタンク、ボイラーなどのひびや漏れ、その他の損傷や異常を検出する。

 同社のロボット製品は、音響やレーザー、電磁試験モジュールといった非破壊技術を使うため、点検する設備や機械の構造や機能に影響を及ぼさない。また、検査対象に応じて自律作動でも遠隔操作でも機能する。