Tuesday, January 14, 2020 9:07 AM

商品棚確認ロボットをウォルマートに追加供給

 サンフランシスコ湾岸地域拠点の新興企業ボサ・ノヴァ・ロボティクス(Bossa Nova Robotics)は13日、商品棚スキャニング・ロボットを米国内1000ヵ所のウォルマート支店に納品することになることを明らかにした。

 小売店向け在庫管理(店内商品棚管理)ロボットを開発するボサ・ノヴァは、これまでに350のウォルマート支店に同ロボットを供給している。今回の発表によって、ボサ・ノヴァのロボットが650店舗に新たに導入されることがわかった。

 ウォルマートは、ボザ・ノヴァのロボット50台を2017年に試験運用した。同ロボットは、店員らに代わって商品棚をスキャンして、商品補充の必要性や間違った商品の陳列、値札の間違いといった問題を機械視認と人工知能によって検出して中央電算システムに自動転送する。

 ウォルマートは、同ロボットの追加配備を2020年夏までに完了させる計画だ。

 身長180cmの同ロボットには機械腕がついていないため、商品を物理的にあつかうことはできない。ただ、小売店向け在庫管理ロボットの市場は急拡大中であるため、商品を物理的にあつかう機能を実現する新型ロボットもほかのロボティクス新興企業によって開発されつつある。

https://techcrunch.com/2020/01/13/bossa-novas-inventory-robots-are-rolling-out-in-1000-walmart-stores/