US Frontline News

Friday, September 30, 2016 10:12 AM

アップル、デロイトと業務提携〜企業への製品売り込みをさらに強化

　アップルとデロイトは28日、企業各社がアップル製品を導入することをデロイトが支援することで業務提携したことを明らかにした。

　デロイトは同提携を受けて、アップルのハードウェアやソフトウェア、サービスをいかに活用して業務効率化を図れるかというコンサルティング・サービスを顧客企業に提供し、アップルはそれを後方支援する。

　フォーチュン誌によると、同サービスはエンタープライズネクストと命名され、約5000人のコンサルタントがアップルとの協業によってアップル製品を顧客企業に推奨し、簡便性や利便性を業務にもたらす応用方法を伝授する。デロイトはそのための専門部署を立ち上げた。

　アップルは、稼ぎ頭であるアイフォーンの販売が鈍化していることから、増収増益の見通し悪化が指摘される。

　アップルでは、2014年にIBMと結んだ企業市場開拓に向けた提携と同様に、デロイトとの提携によって企業市場への売り込みを強化し、収入源の拡大を図る。アップルは2016月にもSAPと業務提携し、SAPの法人向けソフトウェアとアップル製品の連携を強化している。