Thursday, July 02, 2020 10:06 AM

キャタピラー、マーブル・ロボットを買収

 建設および採掘重機大手のキャタピラー(Caterpillar)は、サンフランシスコ拠点のロボティクス新興企業を買収し、「次世代の現場ソリューション」の開発にさらに注力している。

 トーマスネット誌によると、キャタピラーは先日、マーブル・ロボット(Marble Robot)を吸収したことで、採掘自動化技術を大幅に強化するとともに、建設現場や産業施設、採石場、ごみ収集および処理といった現場の車両や機械に先進的な自動化ソリューションをもたらすことができる、と話した。

 マーブル・ロボットは、自律走行車の技術開発に強みを持ち、無人配達車の試験運用をサンフランシスコで実施している。また、産業用車両を自動化する技術の開発にも取り組んでいる。

 自律走行車が一般公道を走るには州政府や自治体の許可が必要だが、採掘現場や建設現場ではそれが不要であるため、各種の重機や車両を自動化して運用する許可の申請という手間がかからない。

 キャタピラーは、マーブル・ロボットのCEOを含むロボティクス技術工学者らを獲得することで、自律走行技術や重機自動化技術の開発を一気に強化し、顧客会社らに自動化ソリューションを包括的に提供できるようにする計画だ。

https://www.thomasnet.com/insights/caterpillar-acquires-san-francisco-robotics-startup-to-add-automation-capabilities/