Tuesday, July 21, 2020 10:05 AM

ウースター工科大、EV用急速充電バッテリー開発受注

 ウースター工科大学(WPI、マサチューセッツ州)は、低コストで急速充電が可能な電気自動車(EV)用バッテリーの開発を米国先進バッテリー協会(USABC)から受注した。契約金240万ドルを受け取る。

 米国自動車研究協議会(USCAR)傘下のUSABCは、FCA US(旧クライスラー)、フォード、ゼネラル・モーターズ(GM)の共同組織で、ハイブリッド車(HV)、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)の商品化を支える電気化学エネルギー貯蔵技術の開発に取り組んでいる。

 USABCによると、WPIとの契約には50%のコスト負担が含まれ、2020年初めから始まっている開発に対して36カ月分の資金を提供する。このプログラムでは、溶剤を使わない電極製造技術を用いてEV向けの低コストな急速充電バッテリーを開発する。

 リチウムベースのセル(電池の単体)またはリチウム電極の製造に関する目標に合致したリチウム電極技術を持つ開発者を見つけるため、USABCは19年12月、関係者に向けてリチウム電極ベースのセル開発および主電池の製造に関するリチウムイオン以外の提案情報依頼(RFPI)を出していた。その後20年5月に再度RFPIを出した。

https://www.uscar.org/guest/news/1010/News-Release-USABC-AWARDS-2-4-MILLION-CONTRACT-TO-WPI-FOR-DEVELOPMENT-OF-LOW-COST-FAST-CHARGE-BATTERIES-FOR-ELECTRIC-VEHICLE-APPLICATIONS