Friday, September 18, 2020 10:08 AM

富士通、車載カメラ映像解析でデータ活用を加速

 富士通は先日、人工知能を搭載した車載カメラ映像解析プラットフォーム「富士通フューチャー・モビリティー・アクセレレーター・デジタル・ツイン・アナライザー(FUJITSU Future Mobility Accelerator Digital Twin Analyzer)」を発表した

 グリーン・カー・コングレス誌によると、同ソリューションは、接続車(connected car=CV)から収集されたビッグ・データを活用してサービスを提供する事業者にとって強力なツールになる。

 富士通は、同プラットフォームを日本で9月25日から販売開始し、北米および欧州市場での販売を2021年2月に始める計画だ。

 同プラットフォームは、富士通研究所が開発した人工知能画像認識技術や自車および周辺物体の高精度三次元位置推定技術を活用して、車載カメラで撮影した映像を解析し、価値のあるデータに変換することで、顧客のデジタル変革を支援する。

 同プラットフォームは、歩行者やほかの車、道路、建物を含め、刻々と変化し続ける現実世界の障害物の立体的な位置と軌道情報を高精度で予想できるようにする。

 同技術は、解析ロジックの変更および追加によって静止物検知(カメラ映像から標識や建物といった特定の静止物を検出して、変化を時間順に追跡および検知すること)や事故状況解析といった新しい用途にも使えることから、さまざまの業種のサービスで活用が可能だ。

https://www.greencarcongress.com/2020/09/20200910-fujitsu.html