Thursday, September 24, 2020 5:58 PM

グーグル・マップス、ウイルス感染件数密度を表示

 グーグルは9月23日、グーグル・マップス(Google Maps)を更新し、コーヴィッド19(COVID-19)の新たな層を追加することで、任意の地域内におけるウイルス感染の度合いを地図上に表示することを明らかにした。

 同社は、新型コロナウイルス・パンデミックの第二波がまだ収束しないなか、世界各地で経済活動が徐々に再開し始めると同時に第三波の可能性も取り沙汰されることから、出勤や外出機会の増加に向けて、地域ごとの感染度合いを示すことで人々の安全性向上を図る。

 テッククランチ誌によると、新機能は、人口10万人あたりの感染判明件数にもとづいて地図を色分けするとともに、その数が増加傾向にあるのか減少傾向にあるのかを表示する。

 それらのデータは世界220ヵ国および地域で利用可能。地域によっては市単位で細かく確認できる。ただ、グーグルが集めるデータの質と量に左右されることは避けられない。

 同社は、それらのデータをジョンズ・ホプキンス大学医学大学院やニューヨーク・タイムズ、ウィキペディアを含む信頼性の高い情報源から集める、と説明した。それらの機関(団体、組織)は、国際機関や中央省庁機関、自治体当局からデータを集めて公表している。

 新機能は、アンドロイドとiOSの両方のグーグル・マップスに今週中に反映される。デスクトップ向けにも近く適用される見通しだ。

https://techcrunch.com/2020/09/23/google-maps-gets-a-covid-19-layer/