Wednesday, April 01, 2026 7:00 AM

メルセデス、アラバマ工場に40億ドルを投資

 メルセデス・ベンツは3月31日、アラバマ州バンスにある工場「メルセデス・ベンツUSインターナショナル(MBUSI)」に2030年までに40億ドルを投資し、SUVの生産を拡大すると発表した。米国による自動車関税への対応策。

 オートモーティブ・ニュースによると、この工場では「GLS」および「GLE」とその電動モデルが生産されているが、2027年後半から主に北米市場向けに「GLC」の生産を追加する計画。同社は今回を含め、2030年までに米国での新製品および事業拡大に70億ドル超を投じる。

 調査会社オートフォーキャスト・ソリューションズは「米国でのGLC生産は2027年11月に始まり、最初の12カ月で約5万台が生産される」と予測している。メルセデスは昨年、約7万2000台のドイツ製GLCを米国で販売しており、これはバンを除く米国販売台数の約25%に相当する。

 現在はGLC1台ごとに15%の関税がかかっており、主力モデルのコストを大きく押し上げているが、同社が昨年発表した通り生産をドイツからタスカルーサ近郊のバンス工場に移せば、大規模な設備拡張を伴わずに北米事業を強化できる。

 オートフォーキャスト・ソリューションズによると、バンス工場では昨年、電動モデルの販売減速や新型車準備の影響で稼働率が80%を下回った。なお、この工場で生産する車両の約60%は輸出されている。