Thursday, October 01, 2020 10:19 AM

中西部のエネルギー企業、EV充電網構築で協力

 DTEエナジー、コンシューマーズ・エナジーなど中西部に拠点を置く6つのエネルギー企業が、ミシガンからカンザスまでを対象に急速充電ステーションのネットワーク構築で協力する。電気自動車(EV)の所有者が広大な中西部を電池切れの不安なく走れるようにするのが目的。

 オートモーティブ・ニュースによると、充電所不足は、EVの販売が伸び悩む原因の1つに挙げられており、充電に要する時間も課題となっている。

 DTEとコンシューマーズ(いずれもミシガン州拠点)とともに充電網構築計画に参加するのは、アメレン・ミズーリ(Ameren Missouri)、アメレン・イリノイ(Ameren Illinois)、オクラホマ・ガス・アンド・エナジー(Oklahoma Gas and Energy)、およびエバージー(Evergy)。ほかにも関心を示している企業があり、取り組みに参加する可能性がある。

 電力業界組織エジソン電気協会(EEI)によると、国内では現在140万台以上のEVが使われており、2030年までに2000万台近くに増えると予想される。EVドライバーに十分な電源を提供するには、強固な充電網が必要になる。

 コンシューマーズのブライアン・リッチ上席副社長(顧客体験担当)は「当社はミシガン州でEV充電網のバックボーン構築に取り組んでいる。州や地域におけるEVの普及を促進する上で重要な役割を果たすことができ、それが州の経済、コミュニティー、環境に役立つことになる」と話している。

https://www.autonews.com/mobility-report/energy-companies-collaborate-midwest-ev-charging-network