Friday, November 13, 2020 9:27 AM

フリアー、AI搭載の交通監視カメラ2種を発表

 赤外線カメラ技術大手のフリアー・システムズ(FLIR Systems、オレゴン州)は、2種類の高度交通監視カメラを発表した。

 グリーンカー・コングレスによると、1つは赤外線カメラの「フリアー・サーミカムAI(ThermiCam AI)」、もう1つは可視光カメラの「フリアー・トラフィカムAI(TrafiCam AI)」。いずれも人工知能(AI)を搭載し、道路と交差点の交通の円滑化に貢献する。「サーミカム」は北米では「トラフィセンスAI(TrafiSense AI)」の商品名で売られる。

 2つの新型カメラは、フリアーのクラウド・プラットフォーム「フリアー・エイサイクリカ(Acyclica)」との組み合わせによって収集した交通データを分析し、交通パターンを特定してその変化を予想。自治体の交通管制当局が正確に交通量を予想できるようにする。当局はこれで渋滞や事故が起こりにくい道路環境の整備や設備運用を実行しやすくなり、運転者や自転車利用者、歩行者の安全性を向上できる。

 フリアーは2021年1〜3月期に両製品の販売を開始する計画。

https://www.greencarcongress.com/2020/11/20201110-flir.html