Friday, October 14, 2016 10:02 AM

HP、今後3年で最大4000人を解雇へ〜対象となる地域や部署、規模は不明

 ヒューレット・パッカード(HP)のディオン・ワイスラー社長兼最高経営責任者(CEO)は13日、証券分析者会議(Securities Analyst Meeting)の席上で、旧HPが新HPとHPE(ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)に分社化した最初の1年間について、「次なる前進に向けて好位置にいる」と自信を強調した。

 しかし、HPが証券取引委員会(SEC=Securities and Exchange Commission)に提出した書類では、厳しいコスト削減に迫られている実情が明らかになった。

 テッククランチ誌によると、ワイスラー氏は、新生HPが他社との革新的差別化に向かっており、長期的成長を期待できると述べたが、向こう3年間に計3000〜4000人を解雇する計画が、SECへの提出書類のなかで明示されていることがわかった。

 その詳細は示されていないが、「国ごとの法規制や社内法務部、従業員の代表らとの調整によって」解雇対象の人数や部署がこれから絞り込まれる見通しだ。

 HPは同解雇計画によって、2020年以降に年間2億〜3億ドルの経費を節減できると見込んでいる。それと同時に、3億5000万〜5億ドルの解雇費用が発生すると予想される。

 HPには現在、世界で計約5万人の従業員がいる。

https://techcrunch.com/2016/10/13/hp-layoffs/