Wednesday, January 06, 2021 9:31 AM

ビットコイン、14万6000ドルまで上る可能性

 JPモルガン(JPMorgan)は1月4日、暗号通貨の代表格であるビットコイン(bitcoin)の長期価値予想を公表し、「ビットコインが金(ゴールド)と競争するようになり、代替通貨としての価値を高めることで、最高14万6000ドルまで上る可能性がある」という予想を示した。同社はそれと同時に、ビットコインの価格上昇には条件と危険がともなう、と報告した。

 CNBCによると、ビットコインの価格は2020年の1年間で4倍以上に上がり、2021年1月2日から3日には3万4000ドル台まで上昇して過去最高記録を更新した。ビットコインの価格は12月中旬に2万ドル台に初めて乗ったあと12月末には2万9000ドルまで上昇し、年始に3万5000ドル弱まで急騰したことから、わずか2週間あまりで約1.7倍に上がったことになる。

 ビットコインは、金とすでに競争し始めているとみられる。JPモルガンによると、金への投資から70億ドルが流出しており、そのうち30億ドルがビットコイン投資基金のグレースケール・ビットコイン・トラストに流れているもよう。

 同社はまた、「ビットコインの市場総価値が長期的に金への投資目的による金の価値に収束することがビットコインの価値上昇の条件となる」という見方を示した。

 さらに、ビットコインに対する現在の「熱狂的投機熱」がビットコインの価格を5万〜10万ドルまで押し上げると同時に、ビットコインの価値変動が収束するまで高水準を維持できない可能性もあるため、暴落する危険性がつねにつきまとう、と同社は警告した。

https://www.cnbc.com/2021/01/05/jpmorgan-bitcoin-price-could-rise-to-146k-as-it-competes-with-gold.html