Thursday, March 11, 2021 10:20 AM

キャピタル・ワン、クラウド・セキュリティー強化に注力

 近年、多くの会社によるクラウド移行が加速するなか、サイバー脅威対策はクラウド・ネイティヴ設計に重点が移っており、その傾向は強まるばかりだ。そのため、サイバーセキュリティー対策は今後、ソフトウェア・システムだけが脅威検出に対応するのではなく、人工知能によって防御力を高めた専門職たちが前線に立つという体制の拡充が進むと予想される。

 ベンチャービート誌によると、クラウド化を推進中の銀行大手キャピタル・ワン(Capital One)傘下のベンチャー・キャピタル部門では3月10日、従来の現場実装型システムに関するセキュリティー対策がクラウド環境に適さないという課題を解消するために、新興企業のセキュローニックス(Securonix)に2400万ドルを投資して、新たなセキュリティー分析モデル群を構築する計画を打ち出した。

 セキュローニックスは、クラウド・セキュリティー技術に特化したSIEM(security information and event management)プラットフォームの構築を得意とする。

 セキュローニックスの主力製品は、サース(SaaS=software-as-a-service)基盤のセキュリティー分析ツール群だ。同スイートには、クラウド・セキュリティーにかかる基幹設備コストを抑えるほか、拡張性にすぐれるという利点がある。

 同社のツール群は、ありとあらゆるクラウド・セキュリティー関連データを集め、自社でかかえる450人のセキュリティー分析専門家たちに配信する。それらのセキュリティー分析専門家たちは、それを分析することでセキュリティー上の脆弱性とサイバー攻撃を監視および追跡する。

 キャピタル・ワンは、セキュローニックスへの大型投資を通して、セキュローニックスの技術やツール群、プラットフォームを自社用に最適化して自社のクラウド環境に組み込み、クラウド・セキュリティー対策を大幅に強める計画だ。

https://venturebeat.com/2021/03/10/capital-one-ventures-partners-with-securonix-on-cloud-native-security-analytics-in-24m-deal/