Friday, March 12, 2021 8:15 AM

20年の世界電動車販売、320万台超える

 電気自動車(EV)の販売データ分析会社EV-Volumes(スウェーデン)は、2020年のEVとプラグインハイブリッド車(PHV)を合わせた電動車の世界販売台数が、前年比約43%増の324万台だったと発表した。ライトビークルの世界販売が14%落ち込んだのに比べると大幅な増加となった。

 電動車販売の大部分は欧州(EU諸国、英国、ノルウェー、アイスランド、スイス)が占め、139万5000台だった。前年比増加率は137%と15年以来初めて中国(12%増、119万6000台)を超えた。一方、欧州の新車販売総数は20%減少した。電動車の市場シェアは、19年の3.3%から10.2%に上昇した。

 EUの排ガス規制強化が欧州の電動車販売増加の主因と考えられるが、地域内各国で電動車購入の優遇制度が改善され、一連の新モデルが発売されたことも販売につながった。

 また、電動車販売の大部分は下半期に集中し、特に12月に急増した。電動車販売の中心地とも言えるノルウェイでは、新車販売の87%が電動車で、中でもEVは66%を占めた。

 米国では、新車販売全体が15%減だった一方、電動車は4%と微増にとどまり、世界では依然として後れを取っている。米市場はテスラが支配しており、EV販売台数の79%を同社製が占めた。電動車を優遇するバイデン新政権の誕生、さらに近く発売予定の数種類の電動ピックアップトラックも追い風となり、21年は電動車販売の伸びが期待できそうだ。

 その他の国の電動車販売状況はまちまちだった。日本とカナダは減少し(それぞれ28%減、7%減)、韓国と台湾は増加した(55%増、308%増)。