Friday, March 19, 2021 10:45 AM

カメラと人工知能で周辺環境への順応機能を外骨格に

 カナダのウォータールー大学の研究者らは、より自然の人間らしい動きを実現するために人工知能とカメラを使った人工補綴と外骨格の研究&開発で成果をあげつつある。

 テッククランチ誌によると、エクソネット(ExoNet)と呼ばれる同研究では、利用者の身体装着カメラで撮影された動画を活用し、それを深層学習によって解析することで、人が周辺環境に応じてどのように動作を調整するかを模倣できるようにするシステムの開発に取り組んでいる。

 近年、スマートフォン・アプリケーションと連動することで機能性を向上させた人工補綴や外骨格が出回っている。それに対しエクソネットは、より自然の動きを可能にすることに重点を置いている。

 研究班では、そのためにロボティック外骨格に照準し、深層学習とカメラを活用したエクソネットのシステムを統合することで、利用者がスマートフォンといった外部端末に依存せずに済む製品の開発を進めている。

 同研究では、平坦な場所での移動および動作において、より人間らしい動きをほぼ可能にした。次の課題は、階段や段差、起伏のある場所での移動に対応できるようにすることだ。

techcrunch.com/2021/03/15/using-cameras-and-ai-to-help-exoskeletons-adapt-to-their-environment/