Tuesday, March 30, 2021 10:38 AM

IBM、量子コンピュータ向け開発者認定証を発表

 IBMは3月29日、同社初の量子コンピュータ・プログラミング向け開発者認定証を発表した。

 テッククランチ誌によると、量子電算(quantum computing)はまだ黎明期にあるが、先進電算技術業界では開発競争と商業化がすでに本格化しており、業界大手らは、量子電算の概念と技術を学ぶときが来ていることを周知させようとしている。IBMの動きはそれを象徴するものだ。

 IBM量子開発者認定証(IBM Quantum Developer Certification)は、IBM独自の量子電算ソフトウェア・ツール群に特化する。特に、量子コンピュータ向けのIBMのSDK(software development kit)であるキスキット(Qiskit)を使った開発がその中心となる。

 キスキットは開発者たちのあいだではすでに人気があり、ダウンロード件数は60万件以上に達する。量子電算ソフトウェアのSDKとしては非常に多い。IBMの量子電算およびキスキット班が2020年夏に量子電算講座を開いた際には5000人近くの開発者が出席した。

https://techcrunch.com/2021/03/29/ibm-launches-its-first-quantum-developer-certification/