Wednesday, March 31, 2021 10:14 AM

グーグル・マップス、AR技術を使った屋内案内機能を追加

 グーグルは3月30日、グーグル・マップス(Google Maps)の新機能をいくつか披露した。そのなかでももっとも注目されるのは、空港やモール、駅構内といった屋内空間を拡張現実(AR)によって案内する機能だ。

 CNBCによると、ライヴ・ヴューAR(Live View AR)という新機能は、現実世界の上にデジタル案内を重ね合わせ、スマートフォン画面を見ながら移動する利用者に、進むべき方向を表示する。

 たとえば、空港内にいる利用者が搭乗ゲートまたはATMを探す場合、空港内の風景画像にデジタルの矢印やほかのデジタル案内情報が表示される。

 ライヴ・ヴュー・フォー・グーグル・マップスは2019年に最初に市場投入されたが、屋外での道案内を表示する機能に限定された。利用者がグーグル・マップスで「Directions」に触れ、ライヴ・ヴュー機能が使える場所であれば、「Live View」をタップすることで同機能を使える。

 ライヴ・ヴューARは、それを屋内でも使えるようにした。同機能は、シカゴやロング・アイランド、ロサンゼルス、ニューアーク、サンフランシスコ、サンノゼ、シアトルのモール向けに最初に提供される。その後、東京とチューリッヒの空港やモール、大型の駅構内で使えるようになり、ほかの主要都市に段階的に拡大される。

https://www.cnbc.com/2021/03/30/google-maps-launches-augmented-reality-directions-for-indoor-spaces.html