Tuesday, August 10, 2021 10:37 AM

オプティマス、クレムソン大学でAV移動システム展開へ

 自動運転車(AV)を使った移動サービスの新興企業オプティマス・ライド(Optimus Ride、マサチューセッツ州)は、サウスカロライナ州のクレムソン大学で大規模なAV移動システムを立ち上げる資金として、エネルギー省から最大430万ドルの補助金を受け取る。

 オプティマス・ライドによると、同社は便利で費用対効果が高く、持続可能な自動運転による移動サービスをクレムソン大の学生、教職員、訪問者に提供できるようになる。この補助金制度は、AVの技術開発と受け入れをさらに前進させるためのデータ収集、研究、開発の機会を提供するのが目的。

 クレムソン大でのAV導入は、国内最大規模の自動運転シャトルサービスの1つ。オプティマスは、運行ルート、車両のパフォーマンス、持続可能性の判断基準その他のデータを収集して、移動サービスの改善やAV技術の進歩に役立てる。

 同社はクレムソン大のほか、カリフォルニア大学バークリー校、アルゴンヌ国立研究所とも協力して、利用者の行動や利用状況、および電動のAVシャトルが大規模に展開された場合の持続可能性への影響などを研究する予定。

 ショーン・ハリントンCEOは「大学キャンパスは、輸送システムが環境に与える影響を減らし、AVの普及を促進するための特別な機会を提供する。当社の車は、人が運転する化石燃料の従来型車両よりもエネルギー効率が高いことが証明されている。AVが持つ多くの利点を検証、提示できることを楽しみにしている」と述べた。

https://www.optimusride.com/blog/optimus-ride-clemson-university-uc-berkeley-and-argonne-national-labs-selected-for-a-doe-grant-of-up-to-4-3-million-to-deploy-one-of-the-largest-autonomous-fleets-in-the-us-and-conduct-critical-av-research