Friday, January 07, 2022 11:15 AM

リンクトイン、仮想双方向催事プラットフォームを刷新

 働く人たち向けのソーシャル・ネットワーキング・プラットフォーム大手リンクトイン(LinkedIn)は1月6日、新型コロナウイルス・パンデミックによって激増した仮想催事をさらに支援するために、デジタル双方向体験機能を刷新したプラットフォームの試験版を提供する計画を明らかにした。

 アドウィーク誌によると、同プラットフォームは、音声逐次配信型のソーシャル・メディアとして台頭したクラブハウス(Clubhouse)に似たオンライン催事プラットフォームだが、音声と動画の両方を自在に活用できる点を武器とする。

 世界中に8億人の利用者をかかえるリンクトインによると、同社のプラットフォームを使った仮想生催事は過去1年間に150%も増え、参加者数は231%増を記録した。パンデミックによって各種催事の仮想化(オンライン化)が急激に進み、対面接触機会を排除したい多くの会社や専門職、サービス業者らが仮想催事に移行している。

 リンクトインの発表によると、同社は、クラブハウスとツイッター・スペイシズ(Twitter Spaces)に対抗して、新プラットフォームの試験版を1月中に開始する。

 同プラットフォームには、オーディオ・イヴェンツ(Audio Events)とビデオ・イヴェンツの2種類がある。前者では、「数千人」のコンテント創作者らがさまざまの話題や主題で仮想催事を開く見通しで、近く利用可能になる。後者は2022年春に始動する計画だ。

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