Monday, February 07, 2022 11:10 AM

Q5D、電子機器製造の配線をロボットで自動化

 英国拠点の製造業務自動化技術新興企業Q5Dは、電子機器類や電化部品の製造過程における配線をロボットによって自動化するソリューションを開発した。

 テッククランチ誌によると、電子機器製造での配線過程の大部分はいまでも工員らの手作業で実行されており、前世紀からほとんど進化していないため、Q5Dはその過程を自動化するロボットに商機があると考えた。

 Q5Dは、電気工学や電子機器製造、積層造形製造の専門家らによって2019年に起業された。その数ヵ月後に新型コロナウイルス・パンデミックが始まり、多くの製造会社の現場では、工員不足や操業中断といった深刻な打撃に襲われた。それを受けて、人手不足やコスト削減、品質向上、時間短縮を実現する自動化技術の需要が急激に高まったことで、同社はベンチャー・キャピタリストたちからも関心を集めた。

 Q5Dは、航空や自動車、消費者電子端末の製造業を標的市場にしている。

 同社の製品「CU500」は、「5軸三次元印刷と埋め込み配線、印刷式電子装置を組み合わせた汎用性の高いロボティック・ツール」と同社は説明している。

 CU500は、ヘッズ(エンド・エフェクターズ)を切り替えることで、ポリマーや印刷式電子部品、ワイヤー、表面実装部品を追加し、複雑な機能構造のAID(Additive Interconnect Devices)を作製可能にする。AIDは、MID(Moulded Interconnect Device)と同様に、電子回路トレイスを集積したアディティヴ手法(必要な部分だけ銅めっきして回路形成する方法)で製造された部品。

 「交通手段の急速な電化をはじめ、洗濯機から携帯電話までさまざまの電子機器および電化製品の高機能化によって、配線はより複雑で手間のかかる工程になった」「世界が過去80年間にわたった行ってきた配線の方法を変えなければならない」と共同創設者のスティーヴ・ベニントンCEOは述べた。

https://techcrunch.com/2022/02/05/q5d-is-using-robots-to-automate-electronic-wiring-during-manufacturing/