Thursday, February 10, 2022 11:30 AM

グーグル、仮想執事アシスタントをウェアOSに統合へ

 グーグル(Google)は2月9日、仮想執事(自然言語音声認識人工知能)「アシスタント(Assistant)」がサムスン(Samsung)の最新の身体装着端末に「今後数ヵ月以内に」搭載される、と発表した。

 テッククランチ誌によると、このニュースは、サムスンの仮想執事「ビクスビー(Bixby)」の終わりの始まりを示すものだ。

 両社は、身体装着端末事業で1年近く前から協力関係にある。力を合わせてアップル・ウォッチに対抗しよというのがそのねらいだ。

 サムスンは、独自OSのウェアOSで走るギャラクシー・ウォッチ4を2021年8月に発表した。また、オープンOSのタイゼン(Tizen)をウェアOSと統合したハイブリッド・プラットフォームにも取り組んでいる。しかし、アップル・ウォッチとの差は開くばかりだ。

 サムスンはそこで、グーグルとの協力を本格化せ、ビクスビーの代わりにアシスタントの搭載に踏み切った。ギャラクシー・ウォッチ4の利用者はそれを受けて、「ヘイ・グーグル」と呼びかけることでアシスタントを起動させることになる。

 ウェアOSにアシスタントを組み込むことで、ギャラクシー・ウォッチ利用者らはグーグル・プレイも音声指示で利用できるようになる。サムスンはそれによって、スマート腕時計市場での競争力を高めたい考えだ。

https://techcrunch.com/2022/02/09/samsung-google-expand-wear-os-partnership-with-the-arrival-of-assistant-and-play-apps/