Friday, February 25, 2022 6:14 AM

ネットギア、トライ・バンドのWi-Fi接続機器を発売へ

 ネットギア(Netgear)は、中小企業を対象とした同社初のトライ・バンド(三つの周波数に対応した無線LANの規格)の業務用Wi-Fi接続機器を発売する。

 ベンチャービート誌によると、インサイト・マネージド・トライ・バンドAXE7800ワイヤレス・アクセス・ポイント(Insight Managed Tri-band AXE7800 Wireless Access Point)と呼ばれる同製品は、クラウド電算サービス管理機能を内蔵するのが特徴だ。同機器が対応する三つの帯域幅は、2.4GHz, 5GHz、そして6GHz。

 同機器は、Wi-Fi6Eを搭載することで、広帯域無線通信網にアクセスできるようになったばかりの新しい6GHz帯で7.8Gbpsのスループット(単位時間あたりのデータ処理量)を実現する。

 新型コロナウイルス・パンデミックが2020年3月中旬に始まって以来、インターネット交通量(トラフィック)の急増によって世界中の会社が無線接続網利用に影響を受けている。さらに、遠隔労働への移行によって、自宅やそのほかさまざまの場所から会社のコンピューター接続網へのアクセスが激増した。多くの中小企業ではその結果、接続環境の機能性や帯域幅効率、スループットの劣化にみまわれ、Wi-Fi接続機能の強化にせまられている。

 AXE7800はそれに対応する製品だ。AXE7800には「WAX630 E-100NAS」と「WAX630 EP-100NAS」の2機種がある。前者は350ドル、後者は370ドル。製造業や教育機関、サービス業、自治体、小売業、またはITスタッフの少ない中小企業に最適の製品、と同社は説明している。

https://venturebeat.com/2022/02/22/netgear-launches-tri-band-wifi-6e-for-small-businesses/