Thursday, April 07, 2022 10:50 AM

ロッキード・マーティンとインテルが協業

 ロッキード・マーティン(Lockheed Martin)とインテル(Intel)4月5日、21世紀の安全保障のための迅速な軍事行動を可能にする5G対応の統合防衛ソリューションの共同開発に取り組んでいることを明らかにした。

 マニュファクチャリング・ビジネス・テクノロジー誌によると、両社は、2021年末に締結された覚書によって既存の戦略的関係を拡大させ、米国防総省(Department of Defense=DOD)向けの5G対応ハードウェアおよびソフトウェア・ソリューションの開発に照準する方針を打ち出していた。

 インテルの5Gソリューションは、ロッキード・マーティンの5G.MILハイブリッド基地局に統合されており、兵士らと人工衛星、航空機、船舶、地上車両の現在および将来のプラットフォーム間での常時接続のためのマルチ・ネットワーク・ゲートウェイとして機能する。

 5G.MILとは、ロッキード・マーティンが取り組んでいる軍事無線通信技術。同社はそれによって、戦術的ゲートウェイ機能のドットMIL(.MIL)と先進5G技術を軍用に統合し、戦場の全資産にわたって継ぎ目なしかつ復元力(弾性、回復力)のある安全な無線通信とデータの流れを可能にすることで、戦場における決定的行動に関する迅速な伝達能力を大幅に強化する。

 ロッキード・マーティンは、インテルの高性能プロセッサー技術と無線通信および末端電算における革新技術を活用し、戦術的に必要性がある現場にクラウド機能を迅速に提供できるようにする。それによって、空、海、陸、宇宙、サイバーの各領域でデータにもとづくすばやい意思決定が可能になる。

https://www.mbtmag.com/security/news/22158993/lockheed-intel-sign-5g-deal-for-us-allied-defense