Friday, May 13, 2022 4:47 AM

メタとAMD、モバイル通信網基幹設備の拡充事業で提携

 メタ・プラットフォームス(Meta Platforms、旧フェイスブック)とチップ製造大手AMDは5月11日、無線通信基地局のコストを引き下げて高速無線インターネット接続を世界中でもっと身近にする事業で提携する、と発表した。

 ロイター通信によると、メタは、イーヴンスター(Evenstar)というモバイル・インターネット基幹設備推進事業を2020年初めに立ち上げ、コスト削減に取り組んでいる。

 同事業では、携帯電話通信サービス会社らが基地局を構築するためのハードウェアとソフトウェアを一つのメーカーからすべて買うのではなく、複数社の製品群を組み合わせて使えるようにするオープンラン(OpenRan)というプラットフォームを推進している。

 AMDのデータ・センターおよび通信事業グループの幹部ジル・ガルシア氏はそれについて、「未開拓地域や開発途上の国々をサービス提供対象に含めようとしているため、メタは非常に野心的な低コスト目標をかかげて取り組んでいる」と話した。

 AMDは、自社の無線通信用チップ「ザイリンクス・ズィンク・ウルトラスケイル・レディオ・フリークエンシー・システム=オン=チップ(Xilinx Zynq UltraScale Radio Frequency System-on-Chip)がイーヴンスターの無線通信機器に採用される、と述べた。

https://www.reuters.com/technology/facebook-parent-meta-partners-with-amd-mobile-infrastructure-program-2022-05-11/