Wednesday, June 08, 2022 11:30 AM

ペイパル、暗号通貨を外部デジタル財布に転送可能に

 ペイパル(PayPal)は6月7日、ビットコインを含む暗号通貨を外部のデジタル財布に転送できるようにする、と発表した。

 ロイター通信によると、同機能は、一部の米国利用者らに同日から提供され、今後数ヵ月でほぼすべての米国内利用者に提供される、と同社は説明した。

 ペイパルは、利用者らがビットコインやイーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインを購入および売却、保有することを2020年10月から実行できるようにした。その際、利用者はペイパルのアカウントを使って売買し、ペイパルのアカウントで保有する。利用者はこれまで、保有する暗号通貨を同社のプラットフォーム外に送金できなかった。

 ペイパルが暗号通貨の売買を許可して以来、利用者らは今回の新機能を求めていた、と同社は話した。

 暗号通貨市場は2021年以降、有力なベンチャー投資家や著名人、優良大企業らの投資拡大によって、相場も関心も急激に高まっていた。2022年に入ってからは低迷が続いており、また、不安定さも相変わらず強いことから、インフレーションに対する投資リスク分散としての魅力は薄れている。

https://www.reuters.com/technology/paypal-support-exchange-crypto-with-external-wallets-2022-06-07/