Tuesday, June 28, 2022 11:10 AM

クアルコム、RFフロント=エンド・モジュール群を発表

 クアルコム(Qualcomm)は6月27日、ブルートゥースやワイファイ6E、ワイファイ7を標的とした新たなRFフロント=エンド(radio frequencyfront-end=RFFE)モジュール群を発表した。

 フィアース・ワイヤレス誌によると、同モジュールは、車載用やXR(エックス現実=仮想や拡張、複合といった多種多様のデジタル現実化の総称および概念)、パソコン、身体装着型端末、モバイル・ブロードバンド、モノのインターネット(Internet of Things=IoT)といったスマートフォン以外のさまざまの機器類に対応するように設計されている。

 クアルコムは、携帯電話向けRFFEの売上高において2021年に世界最大手になった。同社は現在、RFFEモジュール事業の目標について、携帯電話以外でも最大手になることをかかげている。特に、市場として成長と規模を見込める自動車向けとIoT向けに同社は照準している、と同社のRFFE担当上席副社長クリスチャン・ブロック氏は話した。

 同氏によると、車載向けRFFEモジュールでは基本設計はすでに完了しており、改良と最終製品化に取り組んでいる段階だ。

 どの自動車メーカーや車種にRFFEモジュールを提供するかについては、同氏は明らかにしなかった。

https://www.fiercewireless.com/tech/qualcomm-expands-rffe-modules-auto-iot